マグネット式の包丁立てを使っています。

包丁立てには様々なスタイルのものが販売されていますが、私は日常使いの包丁には横置きタイプの包丁立て、使用頻度の低い包丁や調理中の包丁にはマグネット式の包丁立てのように使い分けています。

マグネット式の包丁立ては意外と使えます。

カヤカヤ

今回の記事は次のような人におすすめ!

  • マグネット式包丁立ての特徴は?
  • マグネット式収納のデメリットは?
  • 磁気が包丁に悪さをするのでは?

マグネット式収納の是非には意見が割れます。

包丁などの刃物類にはしまう(隠す)収納が適していると言われています。これは刃物を見えるところに収納してしまうと「落ち着かない(または事故のリスクがある)」ことに加えて風水的にも「縁や運を断ち切る」とされているためです。

そのため基本的には刃物類の見える収納はおすすめしていません。

スポンサーリンク

マグネット式のメリットは?

マグネット式の収納は包丁の形状を選びません。

一般的な包丁立てには「刃渡りの長い包丁には対応していないことがある(切っ先が底面に当たってしまうことがある)」「厚みのある包丁には対応していないことがある」「掃除が難しく衛生的ではないことがある」などのデメリットがあります。

その点マグネット式の収納には汎用性があります。

またシンク下の扉に付属していることの多い包丁立ては(環境にもよりますが)湿度の高いことが多いためにハガネの包丁などにはサビが生じやすくなります。使用頻度の低い出刃や柳刃をサビさせてしまった経験をお持ちの方は少なくないはずです。

自由度の高さがマグネット式収納の魅力です。

マグネット式の注意点は?

設置場所には注意が必要です。

包丁のマグネット式収納には「マグネットの固定方法や固定場所によっては事故(落下など)のリスクがある」「包丁の見える収納は気分的や風水的には好まれていない」「水気があると深くサビてしまうリスクがある」などのデメリットがあります。

また収納時の衝撃にも注意が必要です。

包丁には硬度が高いほどに衝撃に弱い(欠けやすい)特徴があります。マグネット式の収納は包丁を強い磁力によって固定していますので、乱暴に扱ってしまうと包丁の欠けや歪みの原因になってしまいます。

そのため包丁の背をあててから、ゆっくり寝かせるようにくっつけます。

包丁に悪いという誤解について

磁気が包丁に悪さをすることはありません。

マグネット式の包丁立てに収納されていた包丁は磁気を帯びます。マグネットから外した包丁を並べると引き寄せあってしまって平行には並べられないほどです。この磁力を帯びることが「包丁に悪いのでは?」という意見があります。

事実、多少の硬度の上昇が起こります。

そして、マサチューセッツ工科大学、材料科学工学科のボブ・ハンドリー教授によれば、帯磁したスチール片は、磁気を帯びていないときよりも硬度がいくらか増すそうです。

磁気に関しては問題ありません。

しかしハガネの包丁に関しては注意が必要です。ハガネの包丁は水気により簡単にサビてしまいます。少しでも水滴の残っている状態で収納してしまうとマグネットとの合わせ面がいつまでも乾かないためにサビが進行してしまうことがあります。

このことからもハガネにはステンレス以上の注意が必要です。

まとめ・包丁をマグネット式収納するメリットは?

包丁のマグネット式収納は意外と便利です。

しかし「固定方法や固定場所によっては事故(落下など)のリスクがある」「包丁の見える収納は気分的や風水的には好まれていない」「水気があると深くサビてしまうリスクがある」などのデメリットがあるために使い方を選びます。

条件に合致している場合にはおすすめできる収納方法です。